大和ハウス 川崎「殿町PJ」街びらき 再生細胞医療研究の拠点
住宅新報 2023年11月21日 号 16面
大和ハウス工業が神奈川県川崎市で開発してきた研究開発拠点「殿町プロジェクト」が最終施設を竣工、11月14日、街開きを迎えた。16日に対岸の東京都大田区で開業した大規模複合施設「羽田イノベーションシティ」とも連携を強め、シナジーを創出したい考えだ。
同プロジェクトは、「最先端のライフサイエンス産業・研究機関が集積する国際戦略拠点」をコンセプトに、いすゞ自動車川崎工場跡地約40万m2を開発され、現在健康・医療・福祉・環境などに携わる約70機関が集積する「キングスカイフロント」の一角。
京浜急行電鉄小島新田駅から徒歩12分、JR川崎駅から車で約22分の敷地4万6172.96m2を同社が14年に取得。羽田空港に近い立地を生かし、企業・研究機関の誘致のほか、「にぎわい・交流機能の創出」をテーマに、川崎市と共に、4棟の研究施設「リサーチ・ゲート・ビルディング(RGB)」とホテルを段階的に開発してきた。「RGB」は、再生・細胞医療を始め最先端の医療技術・医療機器の研究開発などを担うメディカルラボだ。
一次開発では18年に竣工した東急ホテルズ&リゾーツが運営する「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」(客室数186室)と研究施設「RGB1」、「RGB 2」を開発。慶應義塾大学や東京工業大学、保険福祉大学や、大日本住友製薬、日本メドトロニックなどが入居。両施設は現在満床で稼働している。
20年には、「RGB 3」が竣工。島津製作所などが入居しており、現在、入居率は8割程度。3施設で14機関が入居している。
11月7日に竣工した「RGB4」は、延べ約1万3283m2の4階建て。現在、再生医療に関する企業などが検討中だという。
22年3月には、同エリアと羽田空港をつなぐ「多摩川スカイブリッジ」が完成しており、「東京湾アクアライン」への接続をはじめ、陸海空全てのルートが整備された。
今後は、京浜臨海部の連携強化や多摩川両岸の成長戦略拠点の形成・発展などによる交流の活性化や国際級総力の強化を見込んでいる。



















