信州大宿舎跡地に定借地権付き ミサワホーム甲信、穴吹興産 1年で全77戸が完成前完売
住宅新報 2023年10月31日 号 10面

ミサワホーム傘下で長野・山梨エリアの住宅供給を担うミサワホーム甲信は10月27日、穴吹興産と長野県松本市で共同開発していた一般定期借地権付き分譲マンション「アルビオフォレストあがたの森公園」(総戸数77戸)の引き渡しを開始した。同物件は信州大学が所有する県宿舎跡地を引き渡しから60年間の定期借地権設定契約により同社が借り受け、開発した。販売開始から約1年で、完成前に完売した。
17年の国立大学法人法の一部改正によって、国立大学法人などが所有する土地などの資産の第三者への貸し付けが可能になったことから、信州大学が当面使用予定のない県宿舎跡地を有効活用するため、文部科学省から貸し付けの許可を得て一般競争入札を実施。ミサワホーム甲信はサブリースによる分譲マンションの開発と、同社を通じマンション購入者の地代が支払われる循環型スキームを提案、事業者に選定された。
借地権取得後は、マンション事業主である同社と穴吹興産の共同事業体に転貸。借地権の準共有持ち分を専有割合持ち分ごと譲渡する一方、ミサワホーム甲信とマンション購入者の間で一般定借地権が残る形とすることで同社は同大学から購入に伴う住宅ローンを組む際の許諾や物件の売却や賃貸といった事業に関する権限移譲を受けた。マンション管理は穴吹グループの穴吹ハウジングサービスが担うことで、両社の永続的なバックアップを図った。

















