住宅レジリエンス強化に共助の視点 点から面へ拡大
住宅新報 2023年8月29日 号 16面
賃貸住宅ZEH化進む 入居者メリットの訴求も
大手住宅メーカーは、賃貸集合住宅のZEH化を進めている。住宅のレジリエンス性能を高める点でも、太陽光発電装置(PV)や蓄電池によって非常用電力を賄うZEH導入のメリットは大きい。一方、オーナーの初期投資費用は、当然高くなる。光熱費削減などの付加価値を創出し、初期コストを効率良く回収できるかが普及の鍵だ。
積水ハウスは、賃貸住宅における25年のZEH比率75%を目指している。同社が普及を進めているZEH仕様の賃貸集合住宅「シャーメゾンZEH」では、各住戸にPVからの電力を引き込む、住戸単位の入居者売電方式を展開している。入居者にとっては光熱費メリットが受けやすく、売電収入も大きい。将来的に需要の拡大が予想されるエシカル消費者のニーズに対応できる点は、賃貸住宅の長期安定経営につながるため、オーナーにとってもメリットといえるだろう。


















