ポラス第10回学生・建築デザインコンペ 362件から6組が最終審査
住宅新報 2023年7月11日 号 10面
ポラスは7月3日、「学生・建築デザインコンペティション」の公開審査会と表彰式を開催。一次選考の書類審査を突破した6組がプレゼンテーションした結果、早稲田大学大学院の黒澤優太さんと法政大学大学院の木嶋真子さんの「大工と暮らす木工ヤードのある家」が最優秀賞を獲得した。10回目の開催となる今回は、「いま、わたしたちにとって快適な木造の家」をテーマに、登録566件、応募362件あった。
黒澤さんと木嶋さんは、敷地の中央に木工所や共同作業場、資材置き場として利用する〝木工ヤード〟を設け、住民などが共有財産として家具や建具などの〝モノ〟や道具、ものづくりの技術を〝まちの共有資源〟と捉え、住宅やまち全体で協力しながらそれを守る暮らしを提案した。
西沢立衛審査委員長(横浜国立大学大学院Y―GSA教授)は、応募作品について「出題を超える提案、超えようとする提案が多かった。極めて自然な形で一体化していて、今回は(建築技術によって)関係が作られていると思うものが多かった」と総括。また、「例年よりも模型のクオリティが高い印象を受けた。また、講評会では、(審査員が)自身が抱えている問いが発言から見え、面白かった」(中川エリカ氏)、「環境を作る、都市を作るという参画性をテーマにした人が多く、共感した」(原田真宏氏)と評価した。最優秀賞を獲得した2人は「〝思想的な案〟という言葉を頂けて大変うれしかった。いろんなフィードバックを頂けたので、新しい設計にも生かしたい」「テーマの普遍性から、服のリメイクのような〝豊かさ〟を連想した」とコメントした。審査会の模様は、後日配信する予定。


















