住友不、東大、武蔵野大が共同研究 改修ZEH化と脱炭素化検証 「新築そっくりさん」長寿命化効果を確認
住宅新報 2023年6月20日 号 20面

住友不動産、東京大学、武蔵野大学は、戸建て住宅の改修によるZEH化や脱炭素化の共同研究結果をまとめた。21年度に行った既存戸建て住宅改修によるCO2削減効果の検証に続き、22年度は長寿命化効果と、ZEH化・ライフサイクル脱酸素化の検証を実施。住友不動産は「新築そっくりさん」で改修後20年超の都内の住宅500棟弱を抽出し、23年時点で現存しているかを確認したところ、約6割の物件が現存し、長寿命化効果を確認した。また、住宅改修において、太陽光発電設備を設置することで、特別な施工を行わなくてもZEH化や脱炭素化が実現可能であることを証明したという。
今回の共同研究において、太陽パネルを設置し、省エネ改修した場合と建て替えた場合のCO2排出量を比較したところ、省エネ性能を向上させた改修が10年目以降は最もCO2削減量が大きかった。省エネ性能向上改修は、新築よりも早く約35年でライフサイクル脱炭素を達成することができる。清家剛東大大学院教授は、改修の標準的なモデルとして活用が可能かを検証する意向を示した。
住友不動産は、「(ユーザーによって異なるが)省エネ性能を上げていくのが、(ヒートショックなくなるなどの)プラスになることを一つ一つ説明していく」(加藤宏史取締役・新築そっくりさん事業本部長)。同社は、「新築そっくりさん」の脱炭素サービスとして「すみふ×エネカリ」を展開。東京電力エナジーパートナーと共同で初期費用なしで太陽光パネルと蓄電池を導入し、居住期間中、機器の修理及び更新をサポートする。

















