日吉大社ご神木の桜を組織培養 住友林業 150社へ頒布を計画
住宅新報 2023年4月18日 号 12面

山王信仰の総本山・日吉大社(滋賀県大津市、馬渕直樹宮司)は4月7日、ご神木とされるヤマザクラの一種「日吉桜」の苗を、東京都千代田区の日枝神社(宮西修治宮司)に頒布、贈呈式を執り行った=写真。この苗は、住友林業が組織培養したもので、同社は苗木200本を用意。今後は配下組織「全国山王会」の150社への頒布を進める方針だ。
「日吉桜」は平安末期から鎌倉時代の歌人・西行法師が和歌に詠んだとの言い伝えが残るなど、古くから親しまれてきたが、約20年前に日吉大社の境内で最後の1本とされた木が立ち枯れた。その後、林野庁の森林総合研究所(現森林研究・整備機構)などによって、接ぎ木で後継樹を育成し、14年に境内へ〝里帰り〟した。ただし、台木には別種のサクラを用いており、将来、別品種になるリスクがあることから、組織培養技術によってより確実な種の継承を図った。

















