木耐協25回記念の全国大会 「共に耐震社会の構築を」 震災時の映像にも学ぶ
住宅新報 2023年1月24日 号 10面

小野秀男理事長
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(小野秀男理事長)は1月19日、25回目となる全国大会を東京・有楽町の国際フォーラムで開催、組合員のうち約150人が参加した。対面による全国大会の開催は3年ぶり。
小野理事長=写真=は開会あいさつで、組合発足の契機となった28年前の阪神・淡路大震災を振り返り、「被災地に入り、〝後悔をしない、させない〟と誓い、仕事をしている。その気持ちを皆様方に賛同していただき、25回目の全国大会を迎えた」と語り、「皆様方の仕事は人の命を守る仕事なんだ、ということを改めてこの場で確認して、一緒に耐震社会の構築に努めてほしい」と出席者に呼び掛けた。
来賓として出席した国土交通省住宅局官房審議官の石坂聡氏は、「国土強じん化の観点からは、木造密集地の不燃化も併せて進めなければならない。木造住宅密集地こそ、耐震化の推進が必要。皆様方と一緒に木造住宅の耐震化を進めていきたい」とあいさつした。
今回は、朝日放送テレビ報道局の木戸崇之氏を講師に招き、オンライン講演「映像に学ぶ直下型地震の被害」を実施。阪神・淡路大震災の取材映像アーカイブの紹介と共に、一部映像が公開された。
また、対面型では、東京大学名誉教授の解剖学者・養老孟司氏が「人として大事な三つの力」と題して講演。〝38年に起こる〟ともいわれている南海トラフ地震や、大災害にどう対応するかといった切り口から、「認知力」「共感力」「自分で考える力、自立」の必要性を改めて説いた。

















