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スタンダード会員限定旭化成 DXで100億円の増益へ 住宅はボルト締結システムで工程短縮

住宅新報 2022年12月20日 号 12面

住まい・くらし

 旭化成は12月13日、DX戦略説明会を開いた。同社は経営基盤強化のために取り組む重点テーマの一つに「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を掲げており、今年度は、デジタル技術の活用により、無形資産の価値化や新たなビジネスモデル・事業の創造を推進。工藤幸四郎社長は「DXは極めて広範な活用をするツール。当社にとどまらず、 日本全体や世界を巻き込んだ形の連携が広がる」と将来の展望を語った。

 24年度までに、(1)デジタルプロフェッショナル人材を21年度比で10倍の全従業員のうち2500人程度に拡大、(2)デジタルデータ活用量を21年度比の10倍に拡大、(3)選定した重点テーマによる累計100億円の増益貢献を目標に、次の成長をけん引する10の事業領域を定めた。住宅部門では、北米や豪州における住宅事業や、環境配慮型住宅・建材が上がった。

 環境配慮型住宅では、ボルト締結時の音データを活用し、適正な締結音に達した時点で自動停止するシステムを組み込んだインパクトレンチ(ボルト締め器具)を開発。今年4月に旭化成ホームズが神奈川エリアの一部の施工店で戸建て、賃貸住宅を対象に太陽光パネル施工での試験運用を開始した。ボルト締結の品質・効率を大幅に向上することで、工程を3分の1に短縮する見通し。施工エリア全体で新システムが本格活用された場合、検査員の作業省力化の面で年間4000万円程度のコスト削減を見込む。

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