LIXIL住研 デジタル化など効率化を推進 シナジー強化で先進商品の導入も
住宅新報 2022年11月29日 号 18面
LIXIL住宅研究所は、22年度4~10月までの棟数ベースの実績は、契約が1573棟(前年通期実績は3287棟)、上棟は1648棟(同2972棟)だった。契約は、価格高騰の影響などにより、集客減や様子見客増などのため計画未達。ただし、来場者成約率は高めを維持したほか、上棟については、 全体でほぼ計画並みで推移した。
今期は、経営環境の変化に対応し、収益を確保、持続的に成長していくため、(1)原価高騰・施工の効率化・国策対応などを考慮した商品・サービスの開発、(2)トータルデジタル化構想の推進、(3)LIXILとのシナジー強化、(4)高品質資材の安定供給、(5)損益モデルに基づいた加盟店経営体質の改善の5つを重点課題として取り組んでいる。
11月にアイフルホームに23年3月までの限定商品として、フルタイム共働き夫婦や未就学児子育て世帯向けに定額制セミオーダーの住宅「ロディナ」を拡充。ウッドショックや資材価格の高騰に伴い、予算とのミスマッチが生じていた従来の2100万円台の購入層のニーズを訴求した。今後は、合理化資材選定や調達、流通や、施工・現場管理の合理化も推進。調達方法や運送費を踏まえた地域別価格を採用するなど合理化できる資材の選定や、効率的な施工・現場管理などの要素を段階的に追加し、23年5月の発売を予定している。
下期は、加盟店と本部のトータルデジタル化を推進。顧客や協力会社、本部とも様々なやりとりをデジタル化でペーパーレス、モバイル化といった効率化を図る。加盟店にデジタルプロモーションに特化したデジタルアドバイザー設置、既に集客から成約に至るまでの営業や、資材発注の仕組みや今期以降の顧客へのアンケートや住宅履歴などを開始。今後は、着工後から引き渡しまでの工程管理や工務など現場管理のデジタル化の強化を進めることで、大幅な効率化を見込む。
また、LIXIL関連部門との連携・共同開発した新商品や新サービスの開発に向け、シナジーの強化を進めていく。LIXILの強みの一つである欧州や米国などへのグローバル展開を生かし、日本でまだ採用されていない商品や一般化されていない商品を先進的に導入することなどによって、商品による差別化に取り組む考えだ。

















