アキュラH 川崎に木造5階建てモデル 一般流通材での普及目指す
住宅新報 2022年11月8日 号 12面

川崎展示場の5階建て「普及型純木造ビル」モデル
アキュラホーム(東京都新宿区、宮沢俊哉社長)は11月5日、川崎住宅公園(神奈川県川崎市)に5階建ての「普及型純木造ビル」のモデルハウスをオープンした。
CLTや独自開発した耐力壁を組み込んだ住宅用の一般流通材による木造軸組み工法を採用し、1階を2時間耐火、2~5階を1時間耐火とした。特殊な技術や資材、金物などを使用することなく、耐力壁などを現しとし、石膏ボードなどによる被覆を抑えることで、木の質感を内装に取り入れると共に、コストの低減を図った。
モデルは1階が97.28平方メートル、2~4階が96.78平方メートル、5階が51.91平方メートルの延べ439.53平方メートルで、都市部での資産活用や収益付き住宅となることを想定し、1階部分は店舗、2階を賃貸オフィス、3階を賃貸住宅、4.5階をオーナー住居で構成した。
建築過程のCO2排出量は105.4トンで、同規模の鉄骨造やRC造の約2分の1に相当するほか、炭素貯蔵量はCO2に換算すると、約84トンに上る。将来的には、建築費のコストは鉄骨やRC造の約3分の2を目指す。
同社は木造ビルの普及を目指し、中規模木造建築の開発に注力。現在は埼玉県さいたま市に8階建ての純木造ビルの建築を進めているほか、米国でカリフォルニア州立大学サンディエゴ校の試験装置による木造10階建ての振動実験にも参画している。
5階建てモデルは今年9月に震度7クラスの首都圏直下型地震を想定した耐震実験を実施し、倒壊・損傷なしの実証データを取得している。今後、錦糸町や埼玉・千葉の展示場で展開する計画だ。

















