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スタンダード会員限定3年ぶりに対面で審査会 ポラス「第9回学生コンペ」

住宅新報 2022年7月12日 号 10面

住まい・くらし
最優秀賞を獲得した「かけあいマチ」の模型

最優秀賞を獲得した「かけあいマチ」の模型

 ポラスは6月29日、「学生・建築デザインコンペティション」の公開審査会と表彰式を開催、一次選考を突破した5組がプレゼンテーションした結果、金沢工業大学大学院の相川京介さん、永井博章さん、竹中樹さん、長谷川武史さんの「かけあいマチ」が最優秀賞を獲得した。9回目の開催となる今回は、「終わらない家」をテーマに、登録が859件、応募は539点あり、2次審査は3年ぶりの対面での公開審査だった。

 相川さんら4人は、〝終わらないもの〟から子供の遊びを着想。建物の間にある敷地境界を越えて発生し、道路などへ広がりながら毎日継続する子供の遊びを許容する住宅地を、住民同士の〝掛け合い〟や〝次のつながり〟を生む過程を盛り込み提案した。

 西沢立衛審査委員長(横浜国立大学大学院Y―GSA教授)は、応募作品について「テーマを独自に解釈して、興味深いテーマに発展させた」と総括。審査委員のポラス社員の野村壮一郎氏は、コンペ開催初期と比べ、「人に寄り添う建築が増えてきた」と振り返り、今井公太郎東京大学生産技術研究所教授は、上位賞の受賞作品を「人間性の入り込む余地のある作品が選ばれた」と評価した。最優秀賞を獲得した4人は「最初に〝掛け合い〟を通じて子供たちから得た学びは、これからも考えていくべきことだと思う」「いろいろ気付かなかった点が多く、まだまだ終わりがないと感じた」とコメントした。審査会の模様は、後日配信する予定。

商品化目指す作品も 同コンペでは、全応募作品を対象に商品化する作品も選んでおり、これまで4案件を商品化してきた。今回も商品化する作品を選定する方針。

 その他の入賞者は以下の通り。優秀賞=「垣根が肥える島」伊波航(横浜国立大学大学院)▽入選=「ひしめきの棲家」梅原慎太郎(東京都立大学大学院)、重政幸一朗(同)▽「『隙間にて、」曽根巽(東京工業大学大学院)、西村琢真(同)▽「庭をつくり変化を楽しむ新たな暮らし方~人や街をつなぐ『器』となる、庭のような建築群~」渡部泰宗(大阪市立大学大学院)▽佳作=「生き続けるセツビ」曽根大矢(近畿大学大学院)、粕谷しま乃(同)、篠村悠人(同)▽「やもれび」下野明佳里(東京大学大学院)、中村遼(同)▽「暮らしから暮らす」尾花日向我(東京工業大学大学院)、井出達也(同)、岩下昂平(同)、鳥山亜紗子(同)▽「廻る暮らし」北條達也(京都工芸繊維大学大学院)、川島史也(同)▽「ガラクタの模様替え」井上了太(日本大学大学院、以下同じ)、岩崎琢朗、熊谷拓也、中川晃都

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