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スタンダード会員限定凜として輝く女性たち 一般社団法人不動産女性塾 vol.47 何かを造り上げる喜び (株)東悠エステート 専務取締役 笹部 行子(塾会員)

住宅新報 2022年3月22日 号 16面

住まい・くらし
凜として輝く女性たち 一般社団法人不動産女性塾 vol.47 何かを造り上げる喜び (株)東悠エステート 専務取締役 笹部 行子(塾会員)

 20代から30代前半は入社した広告代理店でがむしゃらに働いた。世の中はバブル経済真っ盛りで、帰りはタクシーをつかまえるためにもう1軒お店に立ち寄るといった時代だった。入社翌年に男女雇用機会均等法が施行されたといっても、まだまだ女性は男性のアシスト業務が中心の会社で2年目から営業職をやらせてもらえる機会に恵まれた。男性と同等職種が少なかった時代、男性以上に頑張って当たり前、ちょっとでも駄目なことがあると、「やはり女はなぁ」みたいな空気が流れた。

 広告会社の営業職は、クライアントの商品を世の中にどのように知らしめ売っていくかをマーケティング・クリエイティブ・媒体戦略・イベント企画などのスタッフと構築し、プレゼンするという役目だった。他社との競合のプレゼンの前などはよく深夜まで皆で打ち合わせしていたのが懐かしく思い出される。ちょうど一番多忙だったときに結婚し、1年は両立に奮闘したものの、今のようにテレワークができる時代でもなく、仕事も家庭も納得いくまで頑張りたい性格で、両立に限界を感じ退職し、母が起業した不動産会社に勤務するようになった。

 当初は少しのんびりと仕事をしたいと思っていたのが、気が付くとやはり不動産の仕事にものめり込んでいった。勤務当初はご縁がある方を中心の売買仲介業が主体で、仕事が多い年には売り上げが上がるものの、依頼が少ない年は減少し、少し先の年度の売り上げ予想が立たない状況だった。大きな会社ではないので顧客獲得のための広告費もそこまでかけられずにいた。そんなときに自分の自宅のために60坪の借地権を買い取って、30坪は自宅にし、残りの30坪を分譲したときから借地権を活用しての分譲住宅「悠シリーズ」が始まった。それから数十棟の様々なお寺や個人の地主さんの旧法借地権の分譲住宅を建築。元々何かを造り上げることが好きな性格で、細部に至るまで社長である姉と実際のショールームで部材を決めている。

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