住友林業、BrainEnergy、東京慈恵医大 うつ病への木の効果を共同研究 見た目や香りの補助的効果を検証
住宅新報 2021年7月27日 号 12面
住友林業、BrainEnergy(喜田光洋代表取締役)、東京慈恵会医科大学の3者は7月19日、うつ病に対する木の効果解明研究に乗り出すと発表した。同研究では、うつ病の精神・心理療法に対して、木材の見た目や香りを用いた治療環境が補助的に効果があるのかを検証する。木質化した心理療法室と通常の心理療法室でうつ病に対する認知行動療法を約16週間かけて実施し、うつ病の重症度を評価するための尺度「ハミルトンうつ病評価尺度」や、脳機能を間接的に計測する「近赤外スペクトロスコピー」などによる観察と検査を行い、治療環境の違いによる影響を検証する。
3者は、昨年11月「木質内装建材や木の香りにより構築された治療環境が精神・心理療法の効果に与える影響」に関する共同研究で合意。研究方法や治療環境仕様の検討を進め、慈恵医大附属病院の精神神経科外来・心理療法室を内装木質化した。
うつ病は、抗うつ薬などの薬物療法が効果的とされるが、軽症のうつ病では必ずしも薬物療法の実証度は高くないという。また、回復期は認知行動療法などの心理療法が有効とされ、薬物以外の補助療法などの重要性が認識されている。

















