この地上において今 住まいが未来を語り始めた ◇24 住宅評論家 本多信博 展望も推測も困難だから 確固とした信念を持つ
住宅新報 2021年1月12日 号 15面

コロナ後の社会はまだ見えない。大きく変わるという意見もあれば、大して変わらないという見方もある。どちらも今の段階では願望に過ぎない。そうであるなら、願望ではなく、展望でも推測でもなく、社会はこうあるべきとの確固たる信念を持てばいい
コロナで社会がどう変わるか変わらないのか、多少なりとも先を見通さなければ一歩も前に踏み出せない、そんな状況に今は誰もが苦しんでいる。なぜなら我らは今、パンデミックを共に経験しながらも、その先に期待する社会像も違えば、見つめる視点も異なることに慄くばかりである。意識変革の度合いが異なるといえばそれまでだが、所詮それが人の世と気取ってばかりもいられない。
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新しいオフィス戦略ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)が今年は注目されるだろう。コロナ禍で加速した働く時間と場所を自由に選択する動きは、実はオフィスの中でも始まっている。オフィスに様々なタイプのワークスペースを設け、社員が自由に働く場所や時間を選べるようにするものだ。

















