鉄道車両を客室にリフォーム 大分県中津市、12月開業
住宅新報 2020年11月24日 号 18面
住友林業と住友林業ホームテック(東京都千代田区、徳永完平社長)が設計・施工を担当した、鉄道車両の宿泊施設「鉄道のホテル 汽車ポッポ『別邸』」が12月10日大分県中津市にオープンする。3両の鉄道車両を大幅にリフォームして建物内に設置し、木の魅力を活かした全国的にも珍しい宿泊施設だ。
所在地は大分県中津市万田500の1。木造平屋建て(ビッグフレーム構法)。延べ床面積は約286m2。事業者は汽車ポッポ食堂(大分県中津市、伊藤太陽社長)で、同社所有の旧耶馬渓(やばけい)鉄道、旧国東(くにさき)鉄道の貴重な車両を活用したいとの提案を住友林業が受けて、10月に竣工した。
車両を格納する建物は駅舎をイメージし、プラットホームに見立てた廊下に沿って車両が停車するように客室として配置している。「木の家」の中に車両を包み込み、住友林業独自のビッグフレーム構法の特徴である開放的な大空間を実現している。プラットホームと基礎を一体化し、26トン以上ある車両を基礎上に設置、建築基準法の1.25 倍以上の耐震性を確保した。
客室である車両の内装は、地域を代表する景勝地「国東半島」「耶馬渓」などをテーマにデザインし、旧耶馬溪・国東鉄道遺産の世界観を楽しめる空間となっている。
住友林業グループは、「今後も非住宅分野の木造化、内装の木質化を進め、地域に根差した建物の建築などに木を活かした快適な空間を提供していく」と説明した。



















