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スタンダード会員限定YKKAP 中古戸建ての性能向上リノベ 断熱と耐震で安全安心を担保

住宅新報 2020年9月22日 号 16面

住まい・くらし
「静岡 富士の家」。コンセプトモデルハウスとして事業者や一般向けに一定期間公開する

「静岡 富士の家」。コンセプトモデルハウスとして事業者や一般向けに一定期間公開する

 所在地は静岡県富士市富士見台6丁目11の26。敷地面積は約233m2。延べ床面積は約106m2。既存建物は、75(昭和50)年建築の木造在来軸組工法2階建て。事業主・設計・施工はエコフィールド。

 断熱では、窓にYKKAPで最も断熱性能の高い高性能トリプルガラス樹脂窓「APW430」を設置し、改修前の約4倍に向上、北海道並みの断熱レベルを実現した。冬の室内での体感温度がおおむね13℃を下回らない快適な居住空間で冬場のヒートショックリスクを軽減し、年間冷暖房費も3割以上削減可能な高い省エネ性能を持たせた。

 耐震性能には、「FRAME Ⅱ」を導入。窓の数や面積を減らさずに開口部の耐力壁量を増やしたことなどで、震度6強の地震でも倒壊しない耐震等級3相当の強度まで高めた。更に同プロジェクトでは初の取り組みとして「動的耐震診断」を実施、詳細な耐震性能を確認している。

 エコフィールドの強矢社長は、空き家が増加する中、国の方針も空き家を壊すのではなく生かす時代になったと説明し、「生かすために断熱性能と耐震性能を向上させ、住む人に安心安全を担保するのは地域工務店の責務だ。また、実際に体験してもらうリアルなモデルハウスが必要だと考え、YKKAPからの提案を受け、昨年から取り組んできた」とあいさつした。

 YKKAP中部SE室の繁木真司室長は、古くなった建物に新築以上の価値を与える「戸建て性能向上リノベーション」を進めていると説明し、「冷暖房費は約34%削減し、年間2万2192円の節約になる。建築基準法の定める耐震性能の耐震等級1では、人命は守れるが大破もありうる。耐震等級3は、震度6でも人命も建物も守れて住み続けられる。FRAME Ⅱを採用することで、大きな開口部と耐震の弱点である窓の耐震性を向上させている。このプロジェクトで、性能だけでなくデザイン、コストパフォーマンスなどの面でも『リノベーション』を住宅取得の選択肢にしていきたい」と話した。

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