見本市「CES2020」から 世界の社会課題解決に挑む (2) 積水ハウスのHED-Net 検知精度向上へMITと連携
住宅新報 2020年1月21日 号 10面

展示ブースでの「HED-Net」に関する説明の様子
HED―Netの開発背景には、住宅内での死亡者数があり、その改善が求められていることがある。脳卒中などのそれは年間約7万人に上り、交通事故のそれ(約4千人程度)と比べると、その多さが分かる。要因について仲井嘉浩社長は、「住宅には自動車のエアバッグのようなイノベーションがなかったからだ」と指摘している。
また、脳卒中の発症数は年間約29万人で、うち79%が住宅内で発症しているともいわれている。それは介護離職の増大なども含む国と国民の介護負担の増大を招き、社会システムに悪影響を及ぼしているとされている。ただ、早期に治療される患者なら有効な治療法があるという。
研究開発に厚み、出展の成果 開発成功のカギは、非接触型センサーによる検知手法の確立と精度の向上にある。このことについて、プラットフォームハウス推進部長の石井正義執行役員は「居住者にストレスを与えるウエアラブルタイプではなく、非接触型にすることで居住者に従来通り暮らしてもらうことが大切」と話す。

















