創建グループ 「災害に強い家」発売 伝統の木組みをプレカットで
住宅新報 2019年12月17日 号 12面
12月10日、都内で開いた発表会で、吉村会長は「住宅は家族の生命を守る場所。創建グループのノウハウをすべて結集し、『災害に強い家』を研究してきた」と述べた。
創建グループはこれまで札幌市南区の石山神社の建て替えをはじめ、福島県双葉町の諏訪神社の再建などを手掛けてきた。「INOCHI」は木材を組み合わせる「木組み」の伝統工法に、木の城たいせつのプレカット工場の技術を活用。この工法はエネルギーを構造躯体全体に分散させ、地震や台風などの外力に対して高い強さを誇る。また、壁は構造用合板で一体化し、耐震性を高めた。
構造材には北海道産のカラマツを主に使用する。カラマツはスギやヒノキよりも強度は強いが、乾燥すると割れやねじれが発生しやすいという欠点がある。そのため、北海道立総合研究機構の乾燥技術を駆使して建築用構造材としての採用に至った。
内断熱と外断熱のダブル断熱を採用し、省エネ性と寒気対策を施す。ダブル断熱仕様で実施した北海道での測定データ(真冬の外気温マイナス7℃)では、無暖房の状態で居間気温23℃が3日後も14~16℃を維持したという。
3.6キロワットのPV、5.2キロワット時の蓄電池に加え、製水器は1日当たり30リットルの飲料水の製造が可能。災害時だけでなく、平時での光熱費や飲料水代の削減も見込む。また、津波シェルターは大人4人が入れる大きさで、津波や洪水、高潮などの災害リスクに備える。
販売価格は建築面積や仕様によって異なるが、2000万円台からを予定する。20年から住宅フランチャイズ会社とも連携して試験的に販売を開始。同年秋から本格的に販売していく方針だ。




















