BCPとBPO提供 地盤ネットHD ダナン・センター BIMの時代に対応 特別企画
住宅新報 2019年12月10日 号 14面

現地スタッフは若く、対応力が高い
ベトナム・ダナン市に「ダナンBCPOセンター」を開設している地盤ネットホールディングス(東京都中央区、山本強社長)。同センターではBCP(事業継続計画)の提案と共に、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の設計をはじめとしたBPO(業務外部委託)サービスを展開する。
ベトナムはプレートの中央部に位置し、地震発生が極めて少ない。ダナン市は水害リスクも低い。地盤調査を年間5万件実施する地盤ネットは業務の90%を同地に移管。ダナン市は〝地盤のプロ〟が選んだ場所だ。地盤ネットの今井稔取締役技術部長は「日本との時差は2時間程度。日本に不測の事態が起きても、迅速に対応できる」と指摘する。
BPOでは現地スタッフと執務スペースを提供し、業務改善とコスト削減を提案する。委託業務は単純なデータ入力から3Dパース・3D動画作成までデスクワークを網羅している。スタッフはダナン工科大学の学生をはじめ、ベトナムでもトップクラスの優秀な人材を確保。日本語に堪能で、コミュニケーションに支障はない。
BIMの設計能力は高く評価されている。BIMは3次元の形状情報に加え、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築するシステムで、世界では標準的な設計スタイルだ。国内では「建築確認におけるBIM活用推進協議会」が発足しており、今後の急速な普及が想定される。
18年4月から、いち早く業務委託を開始したフリーダムアーキテクツデザイン(以下フリーダムアーキ、東京都中央区)はBIMの確認申請で国内トップの実績を持つ。当初2人だった現地スタッフは13人体制に拡充しており、フリーダムアーキの躍進を同センターが支えている。
コスト削減効果も
同センターの利用料金はイニシャルコストが30万円から、月額のランニングコストは人件費(契約各社への専用スタッフ1人当たり、税別)として10万円からとなる。
契約企業は現在、10社に及ぶ。パース・ウォークスルー動画といった単品の仕事にも対応し、受け付け件数は月間50件程度。「週末に打ち合わせをすれば、翌週にはプレゼンテーション等で使用できる」(今井部長)スピード感だ。
現地視察は随時受け付けており、直近の視察ツアーは来年2月4日の実施を予定している。

















