金融サイドの意見交え討論 エコ・ファースト推進協議会 ESGテーマにシンポジウム
住宅新報 2019年11月12日 号 12面
エコ・ファースト推進協議会(今井雅則議長=戸田建設社長)は11月5日、東京都文京区の住宅金融支援機構すまい・るホールでシンポジウムを開いた。来場者は約180人。
シンポジウムのテーマは「エコ・ファースト企業が取り組むESG経営~投資家との対話~」。開会のあいさつで、今井議長は「環境配慮の取り組みがどのように評価されているのかという問いに対して、金融サイドとの対話を通じて回答を導き、各企業のESG経営につなげていきたい」とテーマに言及した。
基調講演は国連環境計画金融イニシアチブ特別顧問の末吉竹二郎氏と、りそな銀行アセットマネジメント部責任投資グループのグループリーダーである松原稔氏が行った。ANAホールディングスや積水ハウス、電通、八十二銀行の環境への取り組みが紹介された後、パネルディスカッション(写真)も開催。コーディネーターはCSRデザイン環境投資顧問の堀江隆一社長が務め、パネリストとして、りそな銀行の松原氏や積水ハウス常務執行役員環境担当の石田建一氏らが参加した。
投資家のESGに対する関心について根付いていくという意見がある一方、石田氏は「投資サイドがZEHやZEBを評価しない、ウエートは高くないと言っている。ウエートを高くすると投資先がなくなるという。実際の中身を見ていくと、そういうことが起きているのでは」と問題を提起。松原氏は「まだ投資家のほうも、利益を最重視する感性は強い。投資家のほうに『知見を高めよ』という世界がまだある」と回答した。
同協議会は環境先進企業として環境省から認定された「エコ・フアースト企業」が参画、現在は45社が加盟している。



















