積水ハウス 実習生受け入れ強化 22年に300人登用へ 11月、ハノイに訓練施設
住宅新報 2019年10月29日 号 13面

受け入れ体制を強化
積水ハウスは11月、ベトナム・ハノイ市に住宅建設工事を対象にした技能訓練施設を開設する。これは住宅メーカーとして初の取り組みで、技能実習生の受け入れ体制(図参照)を強化し、国内建築現場の施工力の確保を狙う。
同社は10月3日にJIC協同組合支援協会と業務委託契約を締結。同協会は日本の団体や組合、企業などと、海外の大手企業や大学との産学連携支援を目的とする団体。同支援協会との提携、ハノイでの施設開設により、技能実習生は住み慣れた自国で、同社の施工技術や企業理念を学習。来日後の円滑な実習開始を見込む。技能実習生の受け入れ後も手厚い支援を実施し、安心して技能を習得できる環境を提供する。受け入れ企業となるグループ会社の積和建設や施工協力会社も研修時間の削減が可能だ。
現地での支援は▽現地技能訓練費用の全額負担、▽専門的な技術や用語の習得(基礎知識、独自の現場ルール、安全衛生教育、専門技術)、▽同社施工現場での実践的な日本語の習得、▽採用面接時の家族説明会の開催、▽家族向け訓練参観の開催――などを計画する。
日本滞在時のサポートでは▽技能実習生1年目に係る費用の援助、▽技能実習責任者、技能実習指導員および生活指導員による支援、▽月1回の施工現場訪問指導、3カ月に1回の監査の支援、▽24時間対応技能実習生向けサポートシステム、▽随時施工現場を訪問し、技能実習生の悩みや問題点の聞き取り、▽技能検定合格に向けた支援、▽日本語教育ウェブサービスの費用補助――などを提供する。ウェブサービスでは実習内容に加え、日々の生活や仲間とのコミュニケーションなど日本の生活での相談に対して、同社の施工部雇用育成推進室が対応する。
同社は現在、グループ全体で外国人技能実習生を約130人登用しており、そのうち100人強がベトナム人。22年にはグループ会社の積和建設や協力施工会社などで約300人のベトナム人の登用を見込む。

















