居酒屋の詩 69 秋の夜は心しずかにあこがれて 酒場にものを思ふころかな
住宅新報 2019年10月1日 号 19面
連載: 居酒屋の詩

酒を飲むと仲間と大騒ぎをしたり奇声を発したりする癖のある人は、やや料金は高いが〝個室居酒屋〟に行ってもらいたい。大部屋形式の大衆居酒屋では周りの人に迷惑を掛けないように静かに飲むのがマナーというものだろう。そこには私のように、なけなしの金をはたいてでもわびしい〝一人酒〟をしている人間もいるのだから。そうした周りの客にも気を配る人間味があってこその大衆酒場だと思うのだが、どうも昨今は違ってきているようだ。

















