加速する 物流不動産ビジネス (6) 日本初・サブリース事業ができた背景 幸洋コーポレーション・水上洋一社長
住宅新報 2019年9月17日 号 12面

水上洋一社長
幸洋コーポレーションの水上洋一社長は、物流不動産ビジネスに大きなヒントをいただき、私が師と仰ぎ、リスペクトして常に後ろ姿を追いかけてきた方です。
水上社長は大卒後、尊父が営んでいた東京・浅草の鉄工所を手伝うようになりました。昭和30年代は言わずと知れた高度成長期。右肩上がりの日本経済は建築金物を取り扱う鉄工所にも押し寄せ、多忙を極めました。時代の流れを肌で感じた水上社長は、鉄骨のカテゴリーまで事業拡大を画策。千葉県松戸市の田園地帯に300坪の土地を借り、「水上鉄工所」を立ち上げ、社長に就任しました。
水上社長は東京生まれ・東京育ち。近隣の農家の方と初めて接点を持ちました。朝は早く夜遅くまで、黙々と野良仕事をこなす農家の人たちの姿を目の当たりにし、アイデアマンの水上社長が着目したのは田畑の有効活用です。農家が所有する土地の一部に倉庫を建て、テナント付けをするビジネスモデルですが、なかなか受け入れられません。地道に農業を続けるほうが安定していると、二の足を踏む意見ばかり聞こえました。

















