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スタンダード会員限定進化する〝共働き支援〟 旭化成H 30年の研究生かし、豊かさ提案

住宅新報 2019年8月20日 号 10面

住まい・くらし
  • 「光と風のLDK」。ペニンシュラ型キッチンでコミュニケーションを促す

    1 / 2「光と風のLDK」。ペニンシュラ型キッチンでコミュニケーションを促す

  • 「光と風のLDK」設計要件(1LDKモデル、49平方メートル)

    2 / 2「光と風のLDK」設計要件(1LDKモデル、49平方メートル)

 同社は8月5日、都内で会見を開催。藤澤秀樹取締役兼常務執行役員マーケティング本部長は「当研究所でDEWKS(Double Employed With Kids=共働きで子供あり)という言葉を発信し、商品を発表してきた。今後は単に家事が楽にできる住宅ではなく、各家族にとって豊かな生活の形を研究・提案していきたい」と抱負を述べた。

 研究の成果から、家族も個人も大事にし、家の中での時間を大切にする夫婦像を把握。賃貸住宅では、8月10日から、共働き世帯を対象にした新商品「光と風のLDK」の販売を開始した。戸建てで提案してきたアウトドアリビングを応用すると共に、キッチンを部屋中央に配置したレイアウトで通風や採光にこだわった。マーケティング本部営業推進部の中村干城部長は「キッチンは対面型から90度回転させ、部屋全体が一体空間になるような間取り。ペニンシュラ型で周囲を回れるキッチンは家族がコミュニケーションをとりやすい」と説明した。

 入居者は共働き夫婦2人や子育て期の夫婦を想定。間取りは1LDK~2LDK。家賃は10%程度高く設定して提案し、受注を促す。年間の受注目標は150棟。8月31日まではキャンペーンとして、新ペニンシュラ型キッチン採用の差額分(約15万円)を同社が負担する。

 一方、戸建てでは8月3日~31日の期間、新規契約者を対象に「共働き家族応援フェア」を展開。家庭にゆとりを生むために、5つのアイテム(タッチレス水栓、高機能ガスコンロ/IH、タッチキー&高機能インターホン、床ワイパー洗浄、HEMS機能の拡充)を提供。基本仕様から5つのアイテムにグレードアップした差額分(平均30万円)は同社が負担する。適用件数は200件を予定する。

共働きは「ふつう」に

 同社はくらしノベーション研究所を運営し、その傘下に共働き家族、シニアライフ、二世帯住宅の研究所を持つ。同日の会見では共働きに関する30年間の研究が総括され、今後の方針も披露された。

 元共働き家族研究所所長で、現在はシニアライフ研究所所長を務める入澤敦子氏は「『先鋭的家族』だった共働きが『ふつうの家族』になる変遷を捉えてきた。家族・暮らし・住まいの半歩先を捉え、構造化していく姿勢を一貫してきた」と30年間の意義に言及した。また、「働く妻を応援するアイテムが誰にでも使いやすいものに進化することも、30年を通じて見えてきたこと」と説明。92年に発売したダイニング収納付きの「DEWKSキッチン」は、周囲を回れるマルチアイランドキッチンに進化し、好評を博している。

 また、共働き家族研究所所長(くらしノベーション研究所所長)の山田恭司氏は今後の研究テーマとして「1つ目は働き方改革が進み、個人も大切にする中で共働き家族の暮らしはどう変化するのか。2つ目は人生100年時代、60代の共働きが増え、暮らしはどう変化していくのか」を挙げた。

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