戸建てZEH供給率73% 積水化学 外皮性能強化が奏功
住宅新報 2019年5月28日 号 16面
積水化学工業住宅カンパニーは5月16日、18年度の新築戸建て住宅のZEH供給率が73%(北海道除く、ニアリーZEH含む)を計上し、自社目標の55%を大幅に上回ったと発表した。ZEH供給率は16年度が28%、17年度が50%であり、2年連続で20ポイント以上の上昇を見せた。住宅カンパニーではESG経営を推進しており、環境問題や社会問題の解決、盤石な経営基盤の構築を事業の成長力として位置付けている。その一環として、ZEH推進を軸に商品開発を実施し、ZEH供給率の向上を進めてきた。
供給率の大幅な上昇の背景には性能強化への取り組みがある。同社の木質系商品は17年度時点で外皮仕様についてZEH対応を標準化していた。加えて、17年度には鉄骨系の2階建て、3階建て商品で断熱アルミ樹脂複合サッシの採用や、基礎と天井の断熱性向上などを実施した。
こうした性能強化を受けて、18年度に建設する戸建て住宅のほとんどが、国が定めるZEHの強化外皮基準に標準仕様で対応。ZEH供給率が大幅に上昇した。また、PV(太陽光発電)パネル1枚当たりの発電効率を向上させると共に、これまで難しいとされていた小規模住宅にもZEHの対応範囲を拡大。今年1月には木質系商品で、矩形の屋根パターンのみに限られていた片流れ屋根のバリエーションを拡充し、大容量PV搭載を可能とした。こうした取り組みで木質系の小規模住宅や積雪地にもZEH仕様の提案が可能となっている。

















