新トップ登場 大成建設ハウジング 中村有孝社長 常に顧客の立場で考える
住宅新報 2019年5月21日 号 12面

中村社長
――仕事に対する信条は?
「一つは『至誠天に通ず』。何事にも正攻法で取り組み、ごまかしや手抜きをすることなく、真面目に、誠実に、丁寧に、高性能で品質のよい家づくりを目指す。もう一つは『お客様の立場に立って、とことんこだわり抜く』こと。常にお客様の立場に立って考え、判断し、お客様第一主義を実践していく。お客様の信頼を得られれば、結果的に利益もついてくる。この2つは社長就任時に社員にもメッセージとして伝えている」
――中長期的な住宅市場動向をどう見るか?
「少子化もあり、中長期的には住宅市場は縮小傾向にあるのは間違いない。ただ、当社はコンクリート住宅というニッチの市場の中で、性能を評価する根強いファンに支えられている。今後も一定規模の市場確保・拡大は可能だ」
――経営の方針や課題への対応は?
「性能のよさをお客様に理解していただけるアピールの仕方を工夫し、『パルコン』ファンを増やすことで、戸建ての売り上げを拡大したい。当社のコンクリート住宅の特徴は建物が丈夫であること(耐震性が高く層間変位角が小さい)、耐久性の高さ、屋上利用のしやすさ、遮音性の高さ、水害への強さ、防火性の高さにある。この性能を正しくお客様に理解してもらえないと勝負にならない。自己満足に陥ることなく評価されるように努めていく」
「リフォームにおける提案力も強化していく。小さなリフォームに関して、設計が関わることがこれまでなかった。設計の関与を増やし、お客様目線で、こだわりのある提案をしていく」
「テレビカメラシステムによる遠隔監視システムや請書(うけしょ)、請求業務の電子化、建設キャリアアップシステムの導入、図面や工程、写真撮影などにおけるデジタル機器の活用など、ICT化全般に取り組んでいきたい。協力業者との関係もあるので、(電子化の)メリットをしっかりと伝えていく」
「都内などはどうしても敷地が狭い。詰所があるわけではなく、トイレも使いやすいとは言い難い面がある。そうした点を踏まえ、現場の環境改善に努め、職人が働きやすく魅力ある職場をつくりたい。それが品質の更なる向上につながるのではないか。近隣からも評価される現場にしていく」
――グループ会社との連携は?
「大成建設との連携を強化し、その技術力は活用すべき。人的交流もあるし、営業面での情報交換をはじめ連携を強化し、学校や企業の寮などについて受注拡大を図りたい」
「グループ間での情報交換はこれまでも実施されてきたが、質量共に強化されている。大成ユーレック、大成有楽不動産、大成設備、大成ロテックなど、他のグループ会社との情報交換を密にし、グループ全体として案件の取りこぼしがないように努めていく」

















