レジリエンス強化商品続々と ZEH+R事業を視野に
住宅新報 2019年5月7日 号 10面
パナソニックホームズは「防災持続力を備える家」を開発し、低層戸建て住宅や多層階住宅、集合住宅に展開。同商品は超高層ビルに採用される制震技術「座屈拘束技術」を備え、電力・水・人へのサポートで防災力を持続させる住まい。
同社は防災に対する意識調査を実施。防災意識について「高まった」という回答が多数を占めたが、その一方で「備えを継続できる」との回答は3割に満たなかった。こうした結果を踏まえ、同社は「家の備え×ご家族へのサポート×IoT」で、防災力が持続できる家づくりに至った。
住宅業界で初めて構造に超高層ビルの制震技術「座屈拘束技術」を採用。また、約3日分の電気を確保できるパナソニックの「太陽光+蓄電システム」で停電時に対応すると共に、常に新鮮な水を蓄え、断水時は約3日間の飲料水を確保できる貯水タンク(容量は43リットル)を備える。更に、パナソニックの暮らしの統合プラットフォーム「HomeX」を活用。同プラットフォームが気象警報と連動して台風などの予報を通知。自動的に蓄電して停電に備え、自動でシャッターを閉めて暴風に備える。
同商品の参考価格は低層戸建て(延べ床面積123m2の場合)で太陽光発電システム(5.25キロワット)、蓄電池、貯水タンク、HomeX込みで2900万円(税別)。
「防災持続力を備える家」は「ZEH+R事業」で求められる要件にも対応でき、補助金の申請が行える。
業界では他にも、「ZEH+R事業」の要件を満たす商品として、ミサワホームが木質系工業化住宅の最上位ブランド「センチュリー」に「CENTURY MISAWA―LCP(Life Continuity Performance)デザインモデル」を投入。積水化学工業住宅カンパニーは鉄骨系住宅のスマートパワーステーションシリーズの新商品として「スマートパワーステーションアーバン」を発売するなど、レジリエンス強化の動きが目立った。
飲料水120リットル確保
一方、トヨタホームは4月25日から、「災害にいちばん強い家を。」をコンセプトに戸建て商品の提案を開始した。同社は「鉄骨ラーメンユニット構造」を採用するなど安全・安心の住まいを提供してきた。今回はオプションとして(1)V2H(Vehicle to Home)の導入、(2)3電池(太陽光発電、エネファーム、蓄電池)対応、(3)断水時でも最大120リットルの安全な飲料水を確保、(4)真夏の猛暑でも快適な空間を実現する空調システム(スマート・エアーズ)、(5)転倒時のケガを軽減する超緩勾配階段――をラインアップした。
飲料水の確保ではユニット構造を生かし、床下にタンクの収納が可能。水道管に取り付けるだけで簡単に施工できるのも特徴だ。



















