積水ハ 新構想第1弾発表 20年春に〝健康をつくる家〟発売
住宅新報 2019年1月22日 号 10面
積水ハウスは1月9日、米国ネバダ州ラスベガスで開かれたエレクトロニクス見本市「CES2019」で新プロジェクト「プラットフォームハウス構想」の第1弾を発表した。
同構想は同社の創業60周年に当たる20年春の販売開始に向けて取り組んでいるもの。人生100年時代を見据え、家を幸せのプラットフォームと捉える「プラットフォームハウス」は住まい手のデータを基にサービスの開発・提案を通じて「健康」「つながり」「学び」といった無形資産の提供を狙う。
第1弾は健康に関する取り組み。急性疾患対応、経時変化、予防の3点に着目し「家が健康をつくりだす」という価値を提案する。
まず急性疾患対応として、家で発症する可能性の高い脳卒中、心筋梗塞、浴槽での溺死、家での転倒・転落などを念頭に、早期発見・治療に結びつけるサービスを目指す。普段の生活では見られない異常などの検知を通じ、早期の救急通報などを想定する。
また経時変化では、住まい手の呼吸数や心拍数といった生体データを取得。病気の予兆を読み取る可能性を向上。更に予防の面では、住まい手の生体データと住環境データを連動させ、温度、湿度、照明などをコントロール。家だからこそ取得可能なデータを、プライバシーに配慮しながら様々なサービスに活用する考えも持つ。
構想実現のために、テクノロジーやナレッジの面で幅広いアライアンスを実施。健康への取り組みに関して、NEC、NTTコムウェア、慶應義塾大学理工学部、慶應義塾大学病院、コニカミノルタ、産業技術総合研究所、日立製作所と共に、実証実験や臨床研究など検討を重ねていく。
疾患を早期発見する同ハウスは、社会的な必要性や効果が高いと同社は分析。戸建て住宅に加え、集合住宅やホテル、医療介護施設にも有効であり、社会コストの削減やQOL(生活の質)向上も想定する。
20年春からの販売計画では、まず新築戸建て住宅から開始し、将来的に販売領域を拡大させていく方針だ。

















