幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇20 シェアハウスが新たなインフラに 一人の自由よりも少し気を遣う不自由が魅力
住宅新報 2018年11月20日 号 17面
連載: 幸福論的「住宅論」

世の中が不透明で不安定化すればするほど、心の最後のよりどころとなる住まいとその在り方が重要になる
住宅とは何か、不動産業とは何かを考えれば考えるほど、空しさが体の脇をすり抜けてゆく。日本という国の行く末が鮮明化していないことがその理由と思われる。国のかたちが定まらないのに(例えば労働人口不足に対する対応、約20年後には〝肩車方式〟になり始める社会保障の行方など)、どうして国民の住宅取得に対するビジョンが描けようか。どうして、そのサポート役となる不動産業の未来が展望できるだろうか。
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それはともかく、シェアハウスという居住形態はまだまだニッチな市場である。しかし、スマートデイズという会社が投資家向けに、「かぼちゃの馬車」という商品名で詐欺行為を企てたということは、一定の知名度を得ている市場であることも事実である。

















