幸福論的「住宅論」 住宅評論家本多信博 ◇13 何のために家を持つのか 不可能になったハードでの差別化
住宅新報 2018年10月2日 号 19面
連載: 幸福論的「住宅論」

住宅は客観的価値ではなく、主観的価値観(ソフト)で選ばれる時代に(写真は代官山にあるBESSのモデル・ルームで筆者撮影)
人間はなぜ、夜見る夢を即座に夢だと見破れないのだろうか。現実世界とは光も色彩も立体感もまったく違うのに……。それは、夜見る夢が意識の底の底、奥深い潜在意識による映像だからこそ、表層意識でしか見ていない昼間の現実世界より、遙かにリアリティがあるからではないだろうか。そう、この世は〝意識〟がすべてを司る。
〝意識の時代〟
BESSブランドのもと、ログハウスを自然派個性住宅として自宅用に販売しているアールシーコアの二木浩三社長は、現代は〝意識の時代〟と指摘する。それによれば、

















