江古田の杜 街開き、エリア運営も始動 地域づくりは〝街育て〟の段階へ
住宅新報 2018年10月2日 号 18面
都市再生機構、積水ハウス、総合東京病院(渡邉貞義院長)の3者が東京都中野区江古田で推進している「江古田の杜プロジェクト」では、すべての施設が完成し、9月23日に街開きのセレモニーが開かれた。
同プロジェクトは「多世代により育まれる持続可能な地域をつくる」がコンセプト。A・B・Cの3つの街区から成り、A街区は「グランドメゾン江古田の杜」(分譲マンション531戸、敷地面積1万7740m2)、B街区(総合東京病院B棟、同6000m2)、C街区「プライムメゾン江古田の杜」(子育て世帯向け賃貸マンション263戸、サービス付き高齢者向け住宅121戸、学生向けマンション85戸、医療従事者向けマンション56戸、介護付き有料老人ホーム94室)。なお、「グランドメゾン江古田の杜」の価格帯は4800万~9500万円台。現在、約350戸が売り出され、うち約300戸が販売済み。
式典当日はテープカット、記念樹の植樹、エリアマネジメントを担う「リブインラボ協議会」の発足式が行われた。テープカットと植樹には中野区の横山克人副区長、都市再生機構東日本都市再生本部の田中伸和本部長、渡邉院長、積水ハウス東日本建築事業本部の篠崎浩士本部長が出席。テープカット前に横山副区長は「若い世代から高齢者の皆様まで、中野の地で愛着を持って交流していく街づくり。安全で安心して暮らしていける街づくりを施政方針で掲げている。(江古田の杜が)新しい街として発展していくことを祈念する」とあいさつ。入居世帯の子供たちがくす玉を割り、街のスタートを祝った。
記念樹としてハナミズキが植樹された。この木は1912(明治45)年に当時の東京市長が桜をアメリカに贈呈。返礼として贈られたのがハナミズキで、江古田の森公園に植えられた歴史を持つ。植樹後に都市再生機構の田中本部長は「まちづくり協議会を3者で立ち上げ、整備してきた。今後はリブインラボに活動が継続されていく。いろいろな活動を通じて〝街育て〟のステージへ変えていく。当協議会はリブインラボにバトンタッチし、当機構としても見守っていきたい」と語った。
リブインラボ協議会の発足式では体制を発表。理事長は積水ハウスの石井徹常務執行役員開発事業部長、代行は同社開発事業部の竹田智之課長代理が務める。事務局業務は同社グループの積和不動産が担い、NPO法人ZEROキッズが協力。地域・住民イベント、交流会、防災訓練などを実施。リブインラボの施設には事務局に加え、食堂やラウンジ、キッズルームなどが入居し、開かれたコミュニティを形成していく。



















