幸福論的「住宅論」 住宅評論家本多信博 ◇12 定借でイノベーション 四半世紀を経た今こそ好機
住宅新報 2018年9月25日 号 15面
連載: 幸福論的「住宅論」

定期借地権付き住宅は長寿時代の新しいニーズを開拓することができる(写真は未来住建提供)
「人口減少下ではすべての需要が縮小する。住宅は間もなく世帯数も減少し始めるから縮小せざるを得ない。だから海外進出だ」――こうした見方は本当に正しいのだろうか? 人口減少下でも伸びている商品や市場は数多い。その代表が〝スマホ〟だろうか。 要はイノベーションを起こし、新たな需要を発掘すればいいのだ。住宅市場にもそれがいえるのではないか。
魅力を再発見
定期借地権付き住宅は制度発足後四半世紀を経た。止まらない地価高騰下の住宅取得策として発足した。しかし、皮肉にもほぼ同時期に〝バブル〟が崩壊し、地価が下落に転じたことなどから、当初期待された市場規模には遂に達することなく、今日に至っている。

















