トヨタホーム 木質住宅に本格参入 まず神奈川の分譲物件で
住宅新報 2018年5月8日 号 11面

モクア
トヨタホーム(名古屋市東区、山科忠社長)は今年度から、木質住宅事業に本格参入する。参入の背景には(1)顧客の木質ニーズへの対応、(2)木質ビルダーのシェア獲得、(3)分譲事業の強化――がある。4月26日には分譲専用の木質住宅「MOKUA(モクア)」(画像)を発表。神奈川県開成町で全戸モクアの分譲地を開発し、7月から販売を開始する。
同社は77年に戸建て商品を発売して以来、40年にわたって鉄骨住宅を開発・販売してきた。住宅市場が縮小していく中で、新たなシェア獲得として木質事業への参入に至った。
4月26日の会見で植村健吾常務取締役は「鉄骨ではなく、木の家に住みたいというお客様はたくさんいらっしゃる。坪50万円ぐらいで、今のユニットよりも2~3割は低い価格で提供できる。また、街並みをつくりながらの分譲というのが基本。5区画以上の形で進めていきたい」と方針を述べた。
モクアは「木(モク)」と「水(アクア)」を合わせた造語で、2×4工法を採用。床、壁、屋根が一体のモノコック構造で、耐震等級3を確保。面構造と壁内断熱材の面乗効果で高い断熱性を発揮し、断熱等級4を確保。パネルを組み合わせるため、高気密となる。
パネルはグループ会社のトヨタウッドユーホームが生産する。内装ではグループ会社であるミサワホームの内装材採用を検討しており、グループでのシナジー効果もにらむ。
新商品は1月から先行販売していた。分譲地は東京都練馬区南大泉で戸数は11戸。1戸当たりの敷地面積100~110m2、延べ床面積98~99m2。内装材や部品の調達、顧客への提供価格など様々な観点で検証してきた。
7月から販売を開始する神奈川県開成町では11戸の分譲地を開発する。1戸当たりの敷地面積は161~168m2、延べ床面積は104~109m2。モデルプランは床面積が1階で54.24m2、2階で55.06m2。参考標準価格は同プランで坪単価50万円からとなる。
18年度は東京、神奈川、千葉といった首都圏、近畿、愛知を軸に開発・販売を展開していく。販売目標は18年度で50戸、19年度で150戸を掲げる。

















