中央住宅 蔵の寄贈で紺綬褒章 まちづくりへの貢献に高い評価
住宅新報 2018年3月27日 号 20面
ポラスグループで戸建て分譲事業の企画・販売を展開している中央住宅(埼玉県越谷市、品川典久社長)は越谷市への「油長内蔵(あぶらちょううちくら)」(越谷市越ヶ谷三丁目2番19号)の寄付がまちづくりへの貢献として認められ、紺綬褒章を受章。3月19日にはポラス本社ビルで伝達式が行われた。
同社は蔵のある街づくりプロジェクトとして、江戸末期に建てられた蔵の曳家を行い、再生した蔵と新築4邸の分譲住宅地として提案。17年2月には地域の蔵や古民家を活用した魅力ある街づくりに役立てるため、補修した「油長内蔵」を越谷市に寄付していた。
伝達式では、越谷市の高橋努市長から品川社長に褒状、市長感謝状が贈呈された。紺綬褒章は公益のために私財を寄付し、その功績が顕著な個人または法人・団体に政府から授与されるもの。高橋市長は「古い、昔ながらの建物を保存してほしいという声はあったが、なかなかできなかった。中央住宅さんが蔵を含めた一画を開発し、しかも、その蔵を補修し、市に寄付していただいた。本当にうれしく思っている」と謝辞を述べた。
品川社長は「蔵を壊しては再生できない。場所を見た瞬間に、これは残さないといけないと思った。残すことを前提にしたプロジェクト」と振り返った。また、「蔵を保存するには何が一番よいかを考えた。越谷市に寄贈した方がより全体で使えるだろう、いろいろな人が関与してくれるだろうと考え、寄贈した」と語った。
「油長内蔵」は住まい・まちづくり、空き家・空き地の相談所、カフェなどコミュニティの拠点として運営されている。また、同社は明治時代の旧大野邸を補修。まちづくり会社が運営し、4月1日からは、レストラン、エステなどが入居する「はかり屋」(越谷市越ヶ谷本町8番8号)としてオープンする。
同社は今後も、越谷市の蔵や古民家を生かしたまちづくりに貢献していく考えだ。



















