埼玉最大の物流施設を着工 大和ハ 坂戸市に約18万平方メートルのマルチ型
住宅新報 2017年12月26日 号 10面
大和ハウス工業は12月18日、埼玉県坂戸市で大型マルチテナント型物流施設「DPL坂戸」を着工した。敷地面積は8万8565平方メートル、延べ床面積は東京ドーム約3.8個分の17万8711平方メートル。同県内で、また同社の手掛けた物流施設として最大の規模となる。同日には、石川清坂戸市長らを招いた着工式も厳かに執り行われた。
同施設は関越自動車道(関越道)坂戸西スマートインターチェンジから約100メートル、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)鶴ヶ島ジャンクションから約5キロメートルの立地で、自動車道のアクセスに優れた場所にある。プレキャスト・プレストコンクリート造りの一部鉄骨造りで、地上4階建て。1フロアにつき賃貸借面積が約3万8000平方メートル、最大6社が入居可能で、同施設全体では最大24社が利用できる。土地や建物を含めた総事業費は約400億円。
また、通常よりも大型の45フィートコンテナ車が直接各階に乗り入れられるよう、らせん状のランプウェイを2基採用しており、停車・作業スペースの「トラックバース」も余裕のある設計で全256台分を用意した。
こうした設計面の対応力と、首都圏をはじめ東日本全域にアクセス可能な同施設の好立地を生かし、同社は「中継輸送」の手法も提案する。1台のトラックが長距離の輸送を行うのではなく、中継物流施設で車両やコンテナを受け渡し、リレー形式で輸送を行うというもので、浦川竜哉常務は「我々の推測では、この手法により輸送効率が1.2倍から1.3倍程度向上する」と話す。長時間労働などの軽減にもつながるため、人材の確保や定着、生産性向上などにも貢献できるとして、同社が普及に向けて積極的に取り組んでいる手法だ。
加えて同施設では、テナント企業の労働環境整備の一環として、託児所やカフェテリアなどを設置するほか、東武東上線坂戸駅との間にバスも運行する予定だ。浦川常務は「同施設は街づくりの一環としての物流施設だと考えており、雇用や税収と併せて、地域の活性化に貢献していければ」と方針を語った。



















