木造住宅の未来探る 木のいえ一番振興協 専門家が多様な角度から講演
住宅新報 2017年12月12日 号 14面

木の「現わし」による意匠に囲まれたホールで開催
木造住宅の復興と新たなマーケット創出を目指す木のいえ一番振興協会(会長・二木浩三アールシーコア社長)はこのほど、都内の木材会館で「第2回ミーティング 家と暮らし~本質を見つけるために~」を開催した。
冒頭で、二木会長はジャン・J・ルソーの思想「自然に帰れ」を引用し、「現代の日本では、都市化が進んで人々が自然から離れていってしまっているように思う。そこで我々は、昔から日本人が親しんできた自然の〝木の家〟をビジネスの主役に据え、利便性や合理性に偏った〝文明〟に対抗し、感性や感覚を重視した〝文化〟を推進していきたい」と思いを語った。
続いて、会場である木材会館を設計した日建設計の建築家・山梨知彦氏が「木材で都市をつくる~CLTの可能性に期待を込めて~」をテーマに講演。大規模な建築物にも可能な限り木材を使用するため、「適した材料を適した場所に使う」という文字通りの「適材適所」の考え方で木材を活用した事例を紹介。そしてCLTの現実的な普及に向け、「補助金など行政のバックアップがある今のうちに、CLTの『適所』を探していくことが重要」と話した。

















