住友林業 7階建て木質ビル完成 「新たな市場開拓に期待」
住宅新報 2017年8月15日 号 10面
住友林業が施工を担当した、東京都国分寺市の7階建て耐火木質ビル「国分寺フレーバーライフ社本社ビル」が完成し、このほど現場見学会が開かれた。木質ハイブリッド材による中層建築は、同社でも初めての試み。
同ビルは、アロマ製品の開発や製造、販売を行うフレーバーライフ社(興津秀憲社長)の本社ビル。1階から3階までは鉄骨造で、4階から7階まではH型鉄骨の周囲を木質集成材で覆った1時間耐火性能の「木質ハイブリッド集成材」を使用。可能な限り木の「現わし」が見える構造にしたほか、外装に多摩産のスギ材ルーバーを使用するなど、ビル全体で木の存在感を際立たせるよう工夫を凝らした。
またこのプロジェクトは、国交省の推進する15年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)に採択され、将来的に「事務所ビルやテナントビルなど、都市部狭小地での中高層建築の木質化という新たなマーケットが期待できる」(住友林業)として、同社が注力してきたもの。そのため今後の普及を視野に入れ、比較的施工しやすい木質ハイブリッド集成材を採用し、建築コストも通常のビルと比べて10~15%程度のコスト上昇に抑えている。


















