「ものづくりの 現場で働きたい」 鎌田咲耶さん(20) 東建コーポグループ ナスラック鎌倉工場
住宅新報 2017年5月30日 号 12面
主に同社の主力商品であるシステムキッチンなどを手掛ける同工場では、約40台のプレス機が日々ステンレス材を加工し、木材のカットや製品組み立てなどを行っている。約70人の社員が製造フロアで働く中、鎌田さんは主に部品仕分けやピッキング、外部発送用の梱包などの作業に携わる。
「製品のサイズや数量に合わせ、梱包材の使い方を工夫して傷がつかないよう丁寧に扱うことを心がけている」と語る鎌田さん。きめ細かな気配りと正確な仕事ぶりには上司や同僚からの信頼も厚いが、どうしても力仕事やケガの危険が伴う現場仕事だけに、当初は事務職への配置転換を勧められることもあった。
しかし本人は、あくまでも製造現場に居続けることを選んだ。その原点には、幼い頃から母が手づくりの机などをつくってくれていた思い出と、そこで知ったものづくりの楽しさがある。進路を工場勤務に決めた理由は、近所のホームセンターで目にした、軽快に荷物を運ぶフォークリフトの姿だという。「単純に、あれに乗ってみたいなと思って」とはにかむように笑うが、入社後3カ月という早さで運転免許を取得した情熱は本物だ。


















