17年公示地価 下がる高級住宅地、上がる工業地 千葉・柏 景観維持策が皮肉にも
住宅新報 2017年3月28日 号 23面
同地点は、東急不動産が70年台に開発、80年に販売開始された「柏ビレジ」という高級住宅地。当時4000万円から5000万円という大枚をはたいて買ったのは30代から40代の働き盛り。当時の最寄り駅である常磐線「柏」「北柏」からバスに揺られて行き帰り。それでも、休日は広い庭に好きな草花や野菜を植えて草いじりを楽しんだという。
「柏ビレジ」は、資産価値を保つため、厳しい建築協定と緑地協定などがある。実際に訪れると、どの家もレンガ色の壁のお屋敷で、美しい。敷地面積の最低限度は170m2以上。階数は地階を除き2階以下。道路面の境界には生け垣または外側にアイビーの植栽を伴った有筋レンガ造の塀もしくはその併用――などといった規定がある。
しかし、その協定こそが資産価値を失わせる皮肉な結果となった。現在は、TXが通っているので、最寄り駅は柏の葉キャンパス(柏たなかが距離的に近いが公営交通機関がない)でバスで10分ほど。しかし、同駅の周りには新築分譲マンションが建ち並んでおり、若い世代はそこに住んだり、流山おおたかの森などに住む。徒歩5分以内だ。


















