介護事業を拡大へ フィンランドの会社と提携 スターツG
住宅新報 2011年10月4日 号 22面
スターツグループのスターツCAMとスターツケアサービスは9月27日、フィンランドで介護福祉事業を手掛けるFWBCフィンランドOy社(以下、FWBC社)と業務提携契約の調印式を、東京・八重洲のスターツ本社で行った。
介護サービスの拡大を図りたいスターツグループと、日本で介護のコンサル事業を積極化したいFWBC社の考えが一致した。スターツグループは、施設の開発計画についてFWBC社と共同推進するほか、『フィンランド方式』と呼ばれる介護職員の研修方法などを取り入れる。
FWBC社は、介護福祉・ハイテク機器のメーカーを中心とした民間企業と、政府機関との共同出資で03年に設立。フィンランド政府が公認し、大使館からも全面的な支援を受けている企業だ。
調印式の席上、スターツCAMの関戸博高社長は、介護事業の視察でフィンランドを訪れた際に「特に、介護施設が町や地域に開かれている、皆で支え合っている点に感銘を受けた」と言及。『地域密着』で展開するスターツグループの企業姿勢と共通する点があると強調した。また、入居者に自立した生活を送ってもらえることを第一に考え、すべてを介助するのではなく、あくまでもサポートに徹するといったフィンランドの介護方式に対しても、スターツグループが抱く理念に近いと感じたようだ。
FWBC社のユハ・コルピネン会長もあいさつし、「日本で非常に良いパートナーを見つけることができた。今回の提携が、介護の分野において日本とフィンランドのかけ橋になればと思う」と抱負を語った。そのほか、フィンランド大使館の一等書記官も祝福のため、調印式に訪れた。
なお、今回の提携を基にした初めてのプロジェクト「(仮称)船堀プロジェクト」が進行中だ。「サービス付き高齢者向け住宅(全28室)」と「小規模多機能型居宅介護施設」を合わせた施設で、13年初めにもオープンする予定だ。
スターツグループでは現在、30数カ所の事業所で介護付き有料老人ホームや訪問介護、デイサービスなどを展開している。今回の提携により、年間10~20カ所、5年間で60~80カ所の事業所を新規に開設したいという。

















