独立二世帯住宅のくらし 二世帯住宅研調べ 満足度高い生活空間分離
住宅新報 2017年2月21日 号 18面
旭化成ホームズ二世帯住宅研究所はこのほど、親世帯と子世帯がキッチンや浴室、玄関を分けて暮らす「独立二世帯住宅」と水回りなどを共用して一緒に暮らす「一体同居住宅」について、同居満足度や生活スタイルなどの調査結果を発表した。同居に対する満足度が「一体同居住宅」の66.3%に対し「独立二世帯住宅」では93.6%と高く、「一体同居住宅」に住む人の「同じ家に住んでいる感覚」が87.3%である一方、「独立二世帯住宅」は70.1%が「別々の家に住んでいる感覚」を持っているなど、生活空間を分離することで二世帯住宅での満足度が高まる傾向にあることがわかった。
同研究所は16年12月、親子二世帯で暮らす全国の男女にインターネットで調査を実施した。対象は「独立二世帯住宅」に住む204人(子世帯152人、親世帯52人)と、通常の単世帯向け間取りの一般戸建て住宅に二世帯で同居する418人(子世帯270人、親世帯148人)の男女計622人。少子高齢化の進行や共働き家庭の増加により、近年「同居」「近居」への関心がより高まっていることを受け、一般的な二世帯住宅と、「同居」と「近居」の特徴を併せ持つ「独立二世帯住宅」の居住者意識の違いを把握するために行われた。
調査によると、「独立二世帯住宅」に暮らす人が同居について「とても満足」「やや満足」と答えた割合は合計で9割を超え、「一体同居住宅」の満足度を大幅に上回っている。また日常の夕食を相手世帯と一緒に食べる頻度については、「独立二世帯住宅」では「月に1回以下」と答えた人が72.1%で、「一体同居住宅」の場合「毎日」と答えた人が56.2%だったことと比べると、「独立二世帯住宅」と「一体同居住宅」では生活スタイルが大きく異なっている実態が浮かび上がった。一方で、誕生日やクリスマスなど家族の行事で相手世帯と自宅に集まる頻度については、どちらも「月1回以上」と答えた人が最多で「独立二世帯住宅」が41.2%、「一体同居住宅」は55.3%と大きな差は見られず、「独立二世帯住宅」に暮らす人は日々の生活を明確に分けながらも世帯間の交流は積極的に行う傾向がうかがえる。

















