江戸末期の〝蔵〟残す ポラスG・中央住宅の街づくり 計画変更し4棟現場に 改修後は越谷市に寄贈 品川社長「壊すのやめて、地域に役立てよう」
住宅新報 2016年10月4日 号 23面
同プロジェクトを担当した中央住宅戸建分譲設計本部の池ノ谷崇行氏は、「地域の歴史ある建物を残すことができ、住民からも感謝の声をいただき、やりがいを感じている」と話す。
同社は13年6月、住宅開発用地として644m2を地主から取得したところ、江戸末期に建てられた3棟の蔵が残っていた。当初は解体して戸建て住宅5棟を新築する計画だったが、同社の品川典久社長の「壊すのはもったいない。改修して地域のために役立てることはできないか」という声をきっかけに予定を変更。3棟のうち、保存状態のよかった「内蔵」を残し、新築住宅は4棟計画とした。すぐ近くには旧日光街道が通る。市も歴史ある街並みを保全する方針を掲げている。
蔵は2階建てで、延べ床面積は48m2。重さは100トン以上。同社としても蔵を改修するプロジェクトは初めてだった。蔵は曳家工法を使って動かし、その後180度回転させて道路側に開口部を向けた。移動の際には、近くの小学校に声を掛け、4年生110人が課外授業の一環として曳家を体験した。


















