健康と脳と住を調査 積水化学・住環境研 研究機関を新設
住宅新報 2016年8月23日 号 10面
積水化学工業住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所(倉片恒治所長)はこのほど、東北大学加齢医学研究所、江戸川大学睡眠研究所と連携して脳の育成、活性と住まいや暮らし方の関係性について調査、研究に取り組むことを目的に、「生涯健康脳住宅研究所」を開設した。住環境研では、脳の活性化や機能維持に重要な「睡眠・運動・コミュニケーション・食事(調理)」への配慮を通じて健康な生活をより長期化させるという加齢医学研究所の瀧靖之教授の提唱に着目し、「生涯健康脳住宅」として具体化していく研究に取り組む。嘉規智織・住環境研究所上席研究員が所長を務める。
具体的には、(1)建築的な仕様・仕掛け、(2)生活のセンシング(生活の見える化・予兆=湿度・温度、照度、電気使用量などを計測し住環境や利用状況により生活状況を明らかにする)、(3)サービス・アドバイスの提供――の3つの観点から問題点や課題を洗い出す。将来的には新築住宅、リフォーム、サ高住などで研究成果を展開していく。調査研究を進めるにあたり、「話・食・動・眠」をコンセプトスローガンを掲げた。
同カンパニーは、94年に加齢配慮住宅研究所を設立し、高齢化社会における住宅問題の研究、商品企画を手掛けてきた。「対応から予防」へと重点が変化していることから、新たな概念、新たな体制で研究に取り組む。

















