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スタンダード会員限定高度化する住まいの資源循環 積水ハウスエコ・ファーストパーク 年間約4400人が来場

住宅新報 2016年7月19日 号 10面

住まい・くらし
  • 手作業となる畳の分別解体は1枚5分で完了

    1 / 2手作業となる畳の分別解体は1枚5分で完了

  • 使い古された住宅設備・資材がリサイクルを待つ

    2 / 2使い古された住宅設備・資材がリサイクルを待つ

 積水ハウスが15年5月にオープンした「エコ・ファーストパーク」が1年間で約4400人の来場者を集めている。環境を守るために住まいが果たせる役割を体験を通して学べるテーマパークで、同グループが取り組み最先端の環境活動を広く一般に公開するもの。総来場の1割以上は小学生から大学生までの学生が占めているという。

 この施設の一つで、資源循環に取り組む「資源の泉」は、建築廃棄物を100%リサイクルする。山梨を加えた関東域1都7県の建築廃棄物は、広域認定を取得済みの同施設に集められ完全にリサイクルされる。例えば、畳の解体では専任スタッフが1枚5分で完全に分別。畳の芯材に使用しているスタイロフォームはその後の搬出、再利用がしやすいように熱圧縮して加工する。石膏ボードは、端材と食品加工会社で排出された卵殻を使ったグラウンド用ライン材として再利用される。このほか銅線と被覆樹脂に分別する電線の解体処理などもあり、一連の作業工程を見学できる。

 資源の物流や分別技術も高度化を見せる。現在、新築施工現場で27種類に分別された資源にICタグを取り付けて、発生量の把握ができるようになっている。

 また、パーク内には、「地球温暖化を暮らしから解決」する狙いで、3棟の実証実験住宅がある。パッシブ機能を極めた「風の家」、08年の洞爺湖サミットでお披露目されたゼロエミッションハウス「あしたの家」、先進のネットワークによる高い機能性と自然素材を組み合わせた「木の家」がそれぞれ移築されており、現在進行形で最新の環境技術の実証が行われている。

 技術の進歩とノウハウの蓄積により住まいに関わる資源循環も高度化を見せている。業界初の「エコ・ファースト企業」である同社の環境技術は、国内にとどまらず広く国外にも知られるべき取り組みと言える。

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