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スタンダード会員限定東松島市・積水ハ マイクログリッドが稼働 電力を地産地消、経済効果も期待

住宅新報 2016年6月28日 号 12面

住まい・くらし
防災調整池に設置した太陽光発電システムと災害公営住宅団地

防災調整池に設置した太陽光発電システムと災害公営住宅団地

 東松島市(宮城県、阿部秀保市長)と市内で災害公営住宅「市営柳の目東住宅」(85戸)を手掛けた積水ハウスはこのほど、「東松島市スマート防災エコタウン」電力マネジメントシステムの稼働に伴い、完成披露式典を現地で開いた。

 昨年8月に入居が完了した戸建て、集合住宅、集会所からなる災害公営住宅と、周辺にある4つの病院と公共施設に、日本初となるマイクログリッドにより電力を供給するのが特徴。市が、マイクログリッドや発電設備等を所有し、県内の自治体で初めて設立した地域新電力事業者、東松島みらいとし機構に事業運営を委託。電力の託送料が不要となる自営線を使用することで生まれる売電利益を、設備投資の回収や保守費用に充てる。電力料金を市内で循環させて、地域経済活性化へもつなげる。

 具体的には、太陽光発電で創出した電力を売電せず、自立電源としてタウン内で昼間に利用し、余剰電力を蓄電して夜間の利用に充てる。コミュニティ・エネルギー・マネジメント・システムで最適制御しながら住宅と各施設へ電力を供給する。災害時は、同タウン系統内のバイオディーゼル非常用発電機と太陽光発電、大型蓄電池を組み合わせることで、最低3日間は通常の電力供給に対応する。

 事業規模約5億円をかけた同システムは、環境省の補助金を受けて低炭素社会創出促進協会の実施する「自立・分散型低炭素エネルギー社会構築推進事業」に採択されており、年間256トンのCO2排出量を削減できるという。

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