越谷の分譲地に蔵を再生 ポラス中央住宅 市に寄贈、コミュニティ創出へ
住宅新報 2016年4月5日 号 10面

再生された推定築約150年の蔵(左)
同社は戸建て5棟の開発を計画して13年に用地を取得した。その後、地主宅に残っていた蔵を保存、再生する案が社内で持ち上がり、分譲戸数を4棟に開発計画を見直した。地主からは3棟残っていた蔵のうち1棟の寄贈を受け、開発地の一角に曳家により移設、補修を行い再生。用地取得から蔵の移設、補修、新築4棟の完成まで2年半を費やし、建て売りでは異例となる長期に及ぶ開発となった。
今後、地域の文化やコミュニティの醸成を目指す越谷市に、100m2の敷地と蔵を寄贈し、行政管理下でコミュニティ創出の場となる様々な用途に活用される予定だ。
蔵は木造2階建て、延べ床面積48.96m2、高さ7.2メートル。推定築年数は約150年。地元材が使われていた天井・梁の構造材には磨きをかけて現状のまま再利用。壁を建築当初の白漆喰壁に塗り替えたほか、抜け落ちていた1、2階の床は全面張り替えた。同社によると、「半永久的に蔵が残る街並み」として完成にこぎつけたとしている。

















