読み解く目線 (4) 中古市場活性化と空き家 築年数の多さを祝うマンション
住宅新報 2016年3月8日 号 17面
連載: 読み解く目線
中古住宅市場活性化に欠かせないメンタリティ(知性・心性)というものがある。それは、築年数を重ねてきた建物に対する愛着である。今日に至るまでの歴史・物語性といってもいいだろう。
時間は目に見えないが、建物に蓄積された年月は見ることができる。なぜ、その貴重な資源(時代の証人)を簡単に壊してしまうのだろうか。
福岡市博多区にある山王マンション(賃貸、総戸数44戸)のエントランスには「祝・築48年」というステッカーが貼られている。オーナーの吉原勝己氏は言う。


















