後世につながる九段の街づくり 協永グループがコンサル 千代田区役所跡地 九段坂病院が開業
住宅新報 2016年1月26日 号 11面
鉄筋コンクリート造地上14階・地下2階、延べ床面積5144m2の建物には九段坂病院と共に365日体制で高齢者の医療と健康を支える千代田区立高齢者総合サポートセンター「かがやきプラザ」が同時開業。千代田区社会福祉協議会とシルバー人材センターも入居する医療・福祉の複合施設が業務を開始した。
施設の老朽化が進んでいた九段坂病院は05(平成17)年頃から、千代田区外も含めて移転先の候補地選定を模索していたが、区役所の移転決定に伴い武道館を挟んだ牛ケ淵沿いに建つ区役所の跡地への移転検討に乗り出す。警察病院など区内にあった重要医療機関が区外に移転していく中、同病院が地元に腰を据えて医療サービスを提供し続けるため、跡地への移転の方針を固めたのが11(平成23)年のこと。その実現への道筋をつけたのは、移転計画のコンサルティングと建て替えに関連する業務委託を受けた協永(橋本憲典代表)と関連会社である協永ソフトエンジニアリング(橋本樹宜社長)だった。
公有地への移転となるため千代田区をはじめ国や都、地域社会、権利者間の諸手続きや調整が不可欠との病院側の判断があり、地元における人脈が広く地域に精通した協永グループが指名を受け、07(平成19)年に病院との間で業務委託契約を締結。各種調査・企画資料の策定、近隣対策、不動産調査および評価といった移転に伴うコンサルティング業務全般を請け負った。そして11(平成23)年に同グループが策定した跡地利用の基本構想となる隣接地を含む「九段まちづくりグランドデザイン」をベースに、本格的な移転計画が動き出した。


















