空き家活用から学んだこと ~共立女子大生たちのチャレンジ~ 東京・蒲田の築64年物件 〝若いアイデア〟を発信
住宅新報 2016年1月5日 号 19面
共立女子大学家政学部建築・デザイン学科の高橋ゼミ生たちが、東京・蒲田で空き家再生プロジェクトを手掛けている。その名も「蒲田再生プロジェクト~空き家を活用して地域を活性化させたい」。「つくる側」ではなく、リニューアルした空き家をどのように活用するかの「運営側」に立った取り組みだ。高橋大輔教授は、「素人発想の域を出ないかもしれないが、純粋な部分が彼女ら学生にはある。空き家活用の一つのアイデアとして参考になるのではないか」と話す。女子大生らが考える築64年の空き家活用法。想像以上の成果も上がったようだ。
東京都大田区のJR京浜東北線蒲田駅徒歩15分の場所にその建物はある。旗竿敷地に建つ築64年の空き家。購入したオーナーと不動産会社の間で、同不動産会社が手掛けた「築64年の空き家住宅のリノベーションプラン」を見せる場として一定期間借り上げる契約がなされている。そして、その不動産会社の担当者が高橋教授と知り合いで、「学生と一緒に、人を集められる様々なイベントなどを行いたい」という相談が高橋教授のもとにきた。「学生は建築企画や設計の勉強はするが、建物を運営する経験となるとほとんどない。世間で重要性が指摘されている『空き家活用』といったこともあり、様々な意味で学生たちの勉強になると思った」と高橋教授は振り返る。
14年度のゼミ生たちからイベント企画の立案がスタート。次年度の15年5月に第1回の企画「叫び展」が実現した。慶応SFCとの共同企画によるもので、イラストや展示物でリノベーション後の空き家住宅を彩った。5日間で約200人が来場する盛況ぶりだった。


















