〝地中熱〟住宅を全国展開 Gベックシステム 住宅、不動産会社の募集も
住宅新報 2015年10月27日 号 13面
「ジーベックシステム」(東京都新宿区)は、戸建て住宅用に独自開発した地中熱システム「ジーベック(GBEC)システム」の全国展開に向けて、来月から井戸工事の協力店向けとなる技術研修をスタートする。またこれに続いて年明けからは関東、東北、北海道エリアを中心に、住宅・不動産会社や設計事務所などの募集も始める予定ににしている。アグリクラスター(さいたま市)、アルク(水戸市)、ジオテック(新宿区)が共同開発した同システムは、年間を通じて温度が安定している地中熱を井戸水の中に浸した独自の「循環チューブ」によって循環させる工法を採用し、空気清浄機能も持たせたのが特徴。従来型の地中熱ヒートポンプに比べて採熱効率に優れているという。共同出資で設立された同社がシステムの全国販売を本格化する。
今年6月には水戸市内で同システムを採用した「全館空調の家」2棟が完成したのに合わせて開いた完成見学会に3日間で延べ500人超が参加した。
同社の企画広報担当の名古屋悟氏によると、「水戸での完成見学会では、予想を大幅に上回る参加があり、地中熱利用に対する関心の高いことが分かった。全館空調システムとジーベックシステムを採用した住宅は、一般的なエアコンを使用した住宅と比べて電気使用量をほぼ半分以下に低減できる。更に井戸水や給湯などの機能も利用できる。冬季の間、灯油代がかさむ北海道や東北などの寒冷地でも高い需要が見込めるほか、農業ハウスや事業所といった住宅以外の施設での展開も計画している」と話している。

















